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大多喜學道舎の禅堂工事完了

大多喜學道舎の禅堂が完成しました。 一昨年から進めて参りました大多喜學道舎の禅堂工事が一段落し、参禅者を迎えることができるようになりましたので、お知らせします。 一昨年12月の不動産購入後、昨年は朽木での摂心や屋根の葺替え工事などの合間に、月に1週間から10日ほど大多喜に滞在し、電気水道はもちろんトイレもないような状態の中、十数年空家だった倉庫状態の家に寝泊まりし、建物内外の片付けや、生えこんだ周辺の樹木の伐採・剪定などに明け暮れました。 その後、年末年始の「成道会摂心」を済ませた後、大多喜へ出向き、この冬はまず電気工事を済ませ、引き続き水道とトイレ、ガス工事を完了し、3月下旬から大工さんと共 […]

参禅の感想ー14 アメリカでの禅との出会いから、朽木學道舎まで

30代女性 環境教育 新潟県在住 禅との出会いは、今から10年ほど前、アメリカでのことでした。 交換留学でカリフォルニアの Santa Clara University というカトリックの大学へ行き(渡米した日はなんと2001年9月10日でした)、宗教学(Religious Studies)を志望して、様々な授業を受けていました。 その中の「Zen Spirituality」という授業を受講し、「これだったのか!」と思いました。 どう生きたらいいのか、どう生きていきたいのか、という悩みに、あるいは何となく予感していたことに、”Zen” は次々と答えと名前をくれるかのよう […]

参禅の感想-13 禅との出会い インドから日本へ

K.Yさん 30代男性 理学療法士 禅との出会い インドから日本へ 私はインドとネパールを1年間旅しました。その途中で瞑想することを覚え、そして日本で禅と巡り合うことになりました。 インドを旅していると、宗教や信仰、死生観などについて考える機会が多くあります。私は瞑想やヨガを習い、実践していく中で「自分とは?」ということに向き合っていくことになりました。そして、私の関心は「故郷の日本で培われた精神性とは?」ということに移っていきました。 禅への興味 おそらく、日本での禅への一般的なイメージというのは、厳しい規律の中で集団生活を送ることや、坐禅中の罰則(警策)などではないかと思います。 私の場合 […]

2011年「入梅摂心会」の日程

平成23年「入梅摂心会」は、6月6日(月)〜6月12日(日)正午まで。 6月は連休がありませんので、例年、参禅者も少なく、とても静かな摂心となります。 夏至を間近に控えた下界では、晴れるととても暑い季節ですが、學道舎のあたりは、まだ新緑の美しい涼しい頃です。 暑くもなく、寒くもなく、特に初心の方にとっては参禅の好時節です。  

2011年「灌仏会大摂心」日程変更のお知らせ

当初、4月29日から5月5日までを予定しておりましたが、5月2日(月)から8日(日)までの7日間の摂心に変更いたします。 すでに何人かの方からは参禅の申し込みを頂いておりますが、東北と関東を襲った大震災の数日後、季節外れの湿ったドカ雪の重みで、草堂の茅葺屋根の北側部分が崩壊してしまいました。 応急処置で、なんとかシートを張りましたが、荷物をそこらじゅうに移動したりで、禅堂も書院もとうてい使える状態ではなく、學道舎の運営を休止している状況です。 4月5日現在、周囲にはいまだ60センチほどの積雪があり、修復工事のめども立っておりません。できるだけ早く工事を開始し、何とか「灌仏会大摂心」は開催したい […]

参禅の感想-12

20代男性 現在、求職中  摂心に伺ってから、早くも一ヶ月が経ちました。初めての参禅で勝手も分からず、色々ご迷惑をお掛けしました。お世話になり、ありがとうございました。  仕事を探しているところなので、面接の日などと重ならずに、次回の摂心もいけるようであれば、またメールで連絡させて頂きます。 あれから毎日、少なくとも線香1本くらいの時間は、できる限り坐るようにしています。  以前、ヨーガを習っていた時は、どうしても無理のかかる努力が必要で、毎日、継続するのができなかったのですが、何も期待せず、呼吸を見つめ、ただ静かに坐ることは、それほど無理なく続けられるようです。  大きな変化はありませんが、 […]

参禅の感想-10

T.Mさん 滋賀県在住 男性 60代 大学職員(専門は電気) 参禅記 私はかねてより坐禅にあこがれておりまして、正しく指導していただけるところを探しておりました。 インターネットで朽木學道舎を知り、ホームページを拝見して、その趣旨が願ってもないほどのことであり、また、近いところでもあり、大変有難くおもいました。 その後、師との手紙やメールでのやりとりがあり、一度お会い出来、昨年の五月の摂心に参加させていただくことが出来ました。 山里の初夏という素晴らしい環境の中で座っておりますと「野鳥のさえずる声」「風の音」「かじかの鳴き声」などが耳に入りこころを落ち着かせてくれました。 私は元来、粗忽であわ […]

参禅の感想-9

CSさん 40代前半 男性 福井県在住 会社員(専門は建築) (摂心前のメール) 御返答ありがとうございます。 5月の連休に参加できれば、とおもっております。 動機を考えていたのですが、禅への関心はひたひたと静かに満ちてきたという感じです。 特段、大きな波が訪れた わけでもないです。 永平寺町のとなり町で生まれ育ちましたので、大きな存在は知っておりました。 ただ 特別な関心は抱いておりませんでした。それがこの2、3年、帰省した折に宝慶寺や 吉峰寺をよく参拝するようになり、いつか心を落ち着けてじっと坐ってみようと、おも うようになってきました。 最初のメールにも書きました通り、私は坐禅の経験がま […]

参禅の感想-8

K.Nさん 20代女性 鹿児島在住 有機農業に従事  學道舎での約半年の参禅を経て、現在、鹿児島で有機農業をしています。  無農薬・無化学肥料はもちろん、家庭で出る野菜くずなどを全て牛の糞と混ぜて堆肥化し、畑に還すことに徹しています。  食物は燃えるごみではない、とういことにこだわるようになったのも、参禅の大きな成果です。  「自分とはどういう存在なのか?」「自然と一つである。」  それを身をもって実感することができた、ということです。  参禅をしようと深く決意したのは、一杯のお粥の温もりが、全身に染み渡る体験をしたときでした。  当時、IT関連の仕事で、朝から晩までPCに向かう暮らしに限界を […]

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