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参禅記・感想

参禅の感想-15

T.Mさん 20代後半 目次 大学時代の探求と宗教との出会い ダルマサンガとの出会い 禅道場での修行 修行の経過 現成公案 大学時代の探求と宗教との出会い  大学に入学したころから「共生とはどういうことか」ということが頭から離れなかった。自分自身がこれからどのように生きていくべきか分からなかった。自分と周りの人がどうすれば平穏無事でいられるのか分からなかった。自分の内側から湧いてくるこれらの問いに答えようと在学中は経済学から科学哲学まで幅広い分野を学んだ。しかし大学の学問はどうしても私にとってはリアリティを感じることができなかった。机上で学んだことと現実世界の乖離を常に感じていた。  そんなと […]

参禅の感想ー14 アメリカでの禅との出会いから、朽木學道舎まで

30代女性 環境教育 新潟県在住 禅との出会いは、今から10年ほど前、アメリカでのことでした。 交換留学でカリフォルニアの Santa Clara University というカトリックの大学へ行き(渡米した日はなんと2001年9月10日でした)、宗教学(Religious Studies)を志望して、様々な授業を受けていました。 その中の「Zen Spirituality」という授業を受講し、「これだったのか!」と思いました。 どう生きたらいいのか、どう生きていきたいのか、という悩みに、あるいは何となく予感していたことに、”Zen” は次々と答えと名前をくれるかのよう […]

参禅の感想-13 禅との出会い インドから日本へ

K.Yさん 30代男性 理学療法士 禅との出会い インドから日本へ 私はインドとネパールを1年間旅しました。その途中で瞑想することを覚え、そして日本で禅と巡り合うことになりました。 インドを旅していると、宗教や信仰、死生観などについて考える機会が多くあります。私は瞑想やヨガを習い、実践していく中で「自分とは?」ということに向き合っていくことになりました。そして、私の関心は「故郷の日本で培われた精神性とは?」ということに移っていきました。 禅への興味 おそらく、日本での禅への一般的なイメージというのは、厳しい規律の中で集団生活を送ることや、坐禅中の罰則(警策)などではないかと思います。 私の場合 […]

参禅の感想-12

20代男性 現在、求職中  摂心に伺ってから、早くも一ヶ月が経ちました。初めての参禅で勝手も分からず、色々ご迷惑をお掛けしました。お世話になり、ありがとうございました。  仕事を探しているところなので、面接の日などと重ならずに、次回の摂心もいけるようであれば、またメールで連絡させて頂きます。 あれから毎日、少なくとも線香1本くらいの時間は、できる限り坐るようにしています。  以前、ヨーガを習っていた時は、どうしても無理のかかる努力が必要で、毎日、継続するのができなかったのですが、何も期待せず、呼吸を見つめ、ただ静かに坐ることは、それほど無理なく続けられるようです。  大きな変化はありませんが、 […]

参禅の感想-10

T.Mさん 滋賀県在住 男性 60代 大学職員(専門は電気) 参禅記 私はかねてより坐禅にあこがれておりまして、正しく指導していただけるところを探しておりました。 インターネットで朽木學道舎を知り、ホームページを拝見して、その趣旨が願ってもないほどのことであり、また、近いところでもあり、大変有難くおもいました。 その後、師との手紙やメールでのやりとりがあり、一度お会い出来、昨年の五月の摂心に参加させていただくことが出来ました。 山里の初夏という素晴らしい環境の中で座っておりますと「野鳥のさえずる声」「風の音」「かじかの鳴き声」などが耳に入りこころを落ち着かせてくれました。 私は元来、粗忽であわ […]

参禅の感想-9

CSさん 40代前半 男性 福井県在住 会社員(専門は建築) (摂心前のメール) 御返答ありがとうございます。 5月の連休に参加できれば、とおもっております。 動機を考えていたのですが、禅への関心はひたひたと静かに満ちてきたという感じです。 特段、大きな波が訪れた わけでもないです。 永平寺町のとなり町で生まれ育ちましたので、大きな存在は知っておりました。 ただ 特別な関心は抱いておりませんでした。それがこの2、3年、帰省した折に宝慶寺や 吉峰寺をよく参拝するようになり、いつか心を落ち着けてじっと坐ってみようと、おも うようになってきました。 最初のメールにも書きました通り、私は坐禅の経験がま […]

参禅の感想-8

K.Nさん 20代女性 鹿児島在住 有機農業に従事  學道舎での約半年の参禅を経て、現在、鹿児島で有機農業をしています。  無農薬・無化学肥料はもちろん、家庭で出る野菜くずなどを全て牛の糞と混ぜて堆肥化し、畑に還すことに徹しています。  食物は燃えるごみではない、とういことにこだわるようになったのも、参禅の大きな成果です。  「自分とはどういう存在なのか?」「自然と一つである。」  それを身をもって実感することができた、ということです。  参禅をしようと深く決意したのは、一杯のお粥の温もりが、全身に染み渡る体験をしたときでした。  当時、IT関連の仕事で、朝から晩までPCに向かう暮らしに限界を […]

参禅の感想-7

M.Sさん 30代後半 女性ロンドン在住 映像関係(フリーランス)  本屋やレコード屋に入って欲しかったものが思い出せず、ただ店内を徘徊して、出てきてしまうように、禅や精神的なものには前から興味はあったが、普段生活していると忘れてしまっていた。  自分の精神が、あまりにも冬眠状態であるのに気づいたのは、ここ二、三年前の事で、以来ヨガを始めたりして、少し目覚めて来た今日この頃、次は何をしようと模索中でいたが、今回それは坐禅なのだ、と何故か決めていた。  インターネットで調べると、大きなお寺や坐禅同好会はすぐ見つかったが、どれもあまりピンと来ない。しばらくねばって、やっと朽木學道舎のサイトを見つけ […]

参禅の感想-6

Mさん 女性 30代 岐阜県 この度は、お世話になりました。 勝手をきいていただいたおかげで、無事に、予定通り帰ることもできまして、家族にも心配をかけずにすみました。摂心中、それだけが心配でしたので、ありがたかったです。 一日では何も解らないのは当然なのに、以前、一日だけ、坐禅の仕方を教わりに伺ったときも、親切に教えていただき、ありがとうございました。 ここで教えていただいたように、坐禅をしていけば間違いないという確信がありつつも、家ではなかなか坐禅することができませんでした。睡魔に襲われてしまうこと がしょっちゅうで、情けなく、坐禅への気持ちもなえていました。  事情があり、数日に渡る摂心に […]

参禅の感想-5

摂心体験談と禅フォーラムに参加して 2010年4月29日~5月5日までの灌仏会大摂心と5月、6月の南山城禅フォーラムに参加しました。 参加する前と参加後の自分が変わった訳ではないですが、生きていくのが随分「楽」になったようです。余分な要らない力(ほんとに余分で、要らない力!)が抜けるようになってきた…、というよりは、要らない力が入る自分に、その都度、よく気がつけるようになってきた…という方がぴったりくる表現でしょうか。 摂心に参加するまでは、心の荷物をあれこれ勝手に背負い込んで、押し潰されそうになって、汲々としていました。…とは、今だから言えることで、当時は「何故だかわからないけど、なんだか、 […]

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