學道舎について

ディープ・エコロジーとは

「ディープ・エコロジー」は、1972年、ノルウェーの哲学者アルネ・ネスによって提唱される。(1972年、ストックホルムで開かれた国連人間環境会議の年) 1973年に発表した論文「シャロウエコロジーとディープエコロジー」において、これらの考え方を 1970年代以降の世界的なエコロジー運動の文脈のなかで再定立し、近代批判として明確に位置付けた。 浅いエコロジー運動(shallow ecology movement)「第一に汚染と資源枯渇に反対する」「その主要目標は、先進諸国に住む人々の健康と繁栄」 国際政治問題としての「地球環境問題」 とは、現在の先進諸国が享受している生活レベル・体制思想・社会制 […]

生命地域主義について

生命地域主義とは 朽木學道舎の位置と環境についてかなり詳しい説明をしているのは、近年、日本でも注目されてきた「生命地域主義」(バイオリージョナリズム)という思想に、舎主が深い共感をおぼえているからです。 しかし、この考え方は、日本近代の知識人が様々な西欧思想を深く問い直すことなく、移入紹介してきたようなものではありません。 従来の西洋と東洋、北と南などの文化、政治・経済などの枠組みを越えて、環境の問題は21世紀の最大の問題になりつつあります。誰でも一つの「場所」に生きており、その場所についての深い認識なしに、その土地に根差す確かな生き方をすることは不可能です。 禅を深く探究していきますと、いま […]

施設の概要

施設の概要 朽木學道舎 中心施設である草堂は、明治30年に建てられた伝統的な茅葺き民家を創造的に改築し、禪堂として再生したもの。 豪雪によって曲げられた天然杉の太い梁と、檜の五寸柱に支えられた合掌構造の屋根を持つ三層の建物です。 禪堂部分はおよそ32畳の板張り。大きな囲炉裏、高い天井には龍のような梁が交錯し、土壁と無双窓に囲まれた落ち着いた空間です。 草堂の北側と東側の川に面して菜園があり、裏の山側には小さな庫裡、風呂、雪隠があります。 裏の山すそに沿って小川と小道があり、カタクリやヒメザゼンソウ群落のある水源の谷へとつづきます。         &nb […]
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