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参禅記・感想

参禅の感想-2

Hさん 男性 30代前半 ドイツ フライブルク在住 【参禅の動機】  私は西洋哲学の研究をはじめて8年になりますが、数年前から、これまでまったく気が付かずにいた、哲学と仏教のつながりが少しずつ見えてまいりました。その後、仏教とくに禅を自分なりに勉強しながら、実際にフライブルクのある禅グループの坐禅会にも、定期的に参加するようになりました。  禅のみならず仏教では一般にそうでしょうが、教えを単に知識として勉強するのではなく、実践つまり修行がそこに伴わなければまったく不十分だという考えがあってのことです。  そんななか、昨年の12月に日本に帰った折、東京のあるお寺で集中坐禅会に参加する機会がありま […]

参禅の感想-4

Dさん 男性 30代 京都市 禅宗僧侶 五日間有難うございました。 老師並びに奥様、食事、参禅環境のお世話有難うございました。真心のある御もてな しが身に沁み込んできたように感じています。 熱心な参禅者の方々には、その姿勢、菩提心に、感動、励まされ、よい刺激を受 けることが出来ました。厚く感謝しています。 箇条書きですみませんが、以下に印象に残っていることをテーマごとに日記風に述べ てみたいと思います。 ・自然環境の素晴らしさ 日本的な創造性、懐かしさ漂う茅葺屋根の禅堂とその周りの素晴らしい自然環境の中で、しばらく自己に親しむ生活から遠ざかっていた自分を振り返ることができた。無意識に自然的な生 […]

参禅の感想-1

  Nさん 女性 30歳 岡山県在住 公務員 坐禅体験  昨年の11月、かねてから訪れたいと思っていた芦生の森に、友人が行くと聞き、願ってもない良い機会なので、同行させてもらうことにしました。  友人は、坐禅をするために1週間程度滞在する予定で、NPOの活動で琵琶湖のヨシの復元のために使う、柴束を作る作業もするとのこと。また、その禅堂の老師が、大変山に詳しい方で、山仕事のプロであるとともに森林の生態や、芦生の森の文化や歴史にも詳しく、森の案内もされているとのこと。摂心が始まる前に、老師の時間があえば芦生の森を案内していただけるかもしれないということで、最初は、芦生の森に惹かれて禅堂を […]

ある女性参禅者の初関透過

老師へ 合掌  おはようございます。  「秋分大摂心」も今日で最終日ですね。  先に帰りましたが、皆さんと一緒に坐っているつもりで、この3日間を過ごしていました。  今朝、暁天坐を終えて、しばらくして日課となっている、飼い猫を階段で遊ばせるために玄関を開けて、外に出ました。(家は団地の5階なので、階段の踊り場からは周辺がよく見渡せます) 家の周りは、T市の外れのためか、変電所や、ゴミ焼却場がすぐ近くにあります。変電所に近いため、周りは鉄塔だらけ。  空はいつも沢山の鉄塔と電線に遮られています。 今までは、それが嫌で嫌でたまらなかったのですが、今朝、夜明け前の澄み切った空の中の鉄塔を見たとき、な […]

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