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参禅の感想-15

T.Mさん 20代後半 目次 大学時代の探求と宗教との出会い ダルマサンガとの出会い 禅道場での修行 修行の経過 現成公案 大学時代の探求と宗教との出会い  大学に入学したころから「共生とはどういうことか」ということが頭から離れなかった。自分自身がこれからどのように生きていくべきか分からなかった。自分と周りの人がどうすれば平穏無事でいられるのか分からなかった。自分の内側から湧いてくるこれらの問いに答えようと在学中は経済学から科学哲学まで幅広い分野を学んだ。しかし大学の学問はどうしても私にとってはリアリティを感じることができなかった。机上で学んだことと現実世界の乖離を常に感じていた。  そんなと […]

大多喜學道舎の禅堂工事完了

大多喜學道舎の禅堂が完成しました。 一昨年から進めて参りました大多喜學道舎の禅堂工事が一段落し、参禅者を迎えることができるようになりましたので、お知らせします。 一昨年12月の不動産購入後、昨年は朽木での摂心や屋根の葺替え工事などの合間に、月に1週間から10日ほど大多喜に滞在し、電気水道はもちろんトイレもないような状態の中、十数年空家だった倉庫状態の家に寝泊まりし、建物内外の片付けや、生えこんだ周辺の樹木の伐採・剪定などに明け暮れました。 その後、年末年始の「成道会摂心」を済ませた後、大多喜へ出向き、この冬はまず電気工事を済ませ、引き続き水道とトイレ、ガス工事を完了し、3月下旬から大工さんと共 […]

参禅の感想ー14 アメリカでの禅との出会いから、朽木學道舎まで

30代女性 環境教育 新潟県在住 禅との出会いは、今から10年ほど前、アメリカでのことでした。 交換留学でカリフォルニアの Santa Clara University というカトリックの大学へ行き(渡米した日はなんと2001年9月10日でした)、宗教学(Religious Studies)を志望して、様々な授業を受けていました。 その中の「Zen Spirituality」という授業を受講し、「これだったのか!」と思いました。 どう生きたらいいのか、どう生きていきたいのか、という悩みに、あるいは何となく予感していたことに、”Zen” は次々と答えと名前をくれるかのよう […]

参禅の感想-13 禅との出会い インドから日本へ

K.Yさん 30代男性 理学療法士 禅との出会い インドから日本へ 私はインドとネパールを1年間旅しました。その途中で瞑想することを覚え、そして日本で禅と巡り合うことになりました。 インドを旅していると、宗教や信仰、死生観などについて考える機会が多くあります。私は瞑想やヨガを習い、実践していく中で「自分とは?」ということに向き合っていくことになりました。そして、私の関心は「故郷の日本で培われた精神性とは?」ということに移っていきました。 禅への興味 おそらく、日本での禅への一般的なイメージというのは、厳しい規律の中で集団生活を送ることや、坐禅中の罰則(警策)などではないかと思います。 私の場合 […]

2011年「入梅摂心会」の日程

平成23年「入梅摂心会」は、6月6日(月)〜6月12日(日)正午まで。 6月は連休がありませんので、例年、参禅者も少なく、とても静かな摂心となります。 夏至を間近に控えた下界では、晴れるととても暑い季節ですが、學道舎のあたりは、まだ新緑の美しい涼しい頃です。 暑くもなく、寒くもなく、特に初心の方にとっては参禅の好時節です。  

2011年「灌仏会大摂心」日程変更のお知らせ

当初、4月29日から5月5日までを予定しておりましたが、5月2日(月)から8日(日)までの7日間の摂心に変更いたします。 すでに何人かの方からは参禅の申し込みを頂いておりますが、東北と関東を襲った大震災の数日後、季節外れの湿ったドカ雪の重みで、草堂の茅葺屋根の北側部分が崩壊してしまいました。 応急処置で、なんとかシートを張りましたが、荷物をそこらじゅうに移動したりで、禅堂も書院もとうてい使える状態ではなく、學道舎の運営を休止している状況です。 4月5日現在、周囲にはいまだ60センチほどの積雪があり、修復工事のめども立っておりません。できるだけ早く工事を開始し、何とか「灌仏会大摂心」は開催したい […]

参禅の感想-12

20代男性 現在、求職中  摂心に伺ってから、早くも一ヶ月が経ちました。初めての参禅で勝手も分からず、色々ご迷惑をお掛けしました。お世話になり、ありがとうございました。  仕事を探しているところなので、面接の日などと重ならずに、次回の摂心もいけるようであれば、またメールで連絡させて頂きます。 あれから毎日、少なくとも線香1本くらいの時間は、できる限り坐るようにしています。  以前、ヨーガを習っていた時は、どうしても無理のかかる努力が必要で、毎日、継続するのができなかったのですが、何も期待せず、呼吸を見つめ、ただ静かに坐ることは、それほど無理なく続けられるようです。  大きな変化はありませんが、 […]

参禅の感想-10

T.Mさん 滋賀県在住 男性 60代 大学職員(専門は電気) 参禅記 私はかねてより坐禅にあこがれておりまして、正しく指導していただけるところを探しておりました。 インターネットで朽木學道舎を知り、ホームページを拝見して、その趣旨が願ってもないほどのことであり、また、近いところでもあり、大変有難くおもいました。 その後、師との手紙やメールでのやりとりがあり、一度お会い出来、昨年の五月の摂心に参加させていただくことが出来ました。 山里の初夏という素晴らしい環境の中で座っておりますと「野鳥のさえずる声」「風の音」「かじかの鳴き声」などが耳に入りこころを落ち着かせてくれました。 私は元来、粗忽であわ […]

参禅の感想-9

CSさん 40代前半 男性 福井県在住 会社員(専門は建築) (摂心前のメール) 御返答ありがとうございます。 5月の連休に参加できれば、とおもっております。 動機を考えていたのですが、禅への関心はひたひたと静かに満ちてきたという感じです。 特段、大きな波が訪れた わけでもないです。 永平寺町のとなり町で生まれ育ちましたので、大きな存在は知っておりました。 ただ 特別な関心は抱いておりませんでした。それがこの2、3年、帰省した折に宝慶寺や 吉峰寺をよく参拝するようになり、いつか心を落ち着けてじっと坐ってみようと、おも うようになってきました。 最初のメールにも書きました通り、私は坐禅の経験がま […]

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